一般のご家庭にはあまりないと思いますが、司法書士事務所や、法務局に必ずあるといっていい影のベストセラー(?)がこちらの本。

練馬区大泉学園育ちの司法書士日記

お名前に使われている漢字には、普段なかなか目にしないものがたくさんあり、中にはパソコンなどでは絶対出てこないものもあります。

法務局の登記簿謄本は現在コンピューター化されているので、使える文字に当然限界があり、そのような漢字のお名前の方を登記したいときに別の文字に置き換えたりします。

どの文字なら置き換えオッケーなのかなどを調べるのにこの本が便利なのです。

また、難しい漢字のお名前の方の中には、普段署名するときに、簡単な漢字にしてお書きになっている方も多く(渡辺様の「ナベ」も正確には「邊」「邉」など何十種類とあります…)、登記簿上や住民票などと違う漢字で署名をいただいてしまったときなどに、その二つの漢字が同一の文字であると認められているかなどを調べます。

お客様や、不動産屋さんなどに、事前に公的書類で名前を確認したい!

と、司法書士がお願いするのは、ここを間違えないで準備しないといけないからなのです。

法務局はこういう細かいところにとってもこだわるので…。

同じ漢字と認められているものの代表的なものは

「崎」と「﨑」、「沢」と「澤」、「広」と「廣」、「真」と「眞」、「寿」と「壽」など。

これらの漢字は、場合によってはどちらの字でも登記できてしまい、中には、土地と建物でバラバラの字が使われているなんてこともあり、司法書士としては、お客様の意向も確認してなるべく統一させるよう気を遣います。

そして、とても似ているのに、同じ漢字として扱われないものの代表格が「斉」と「斎」!(実はセイとサイという別の字)

「齊」とか「齋」の場合も多く、司法書士はこの字に出会うととっても注意します。

間違って登記されてしまうと、場合により別人扱いになってしまいます。細かいこと言うな~とお思いになられても、是非ともご協力いただければと思っております…。

余談ですが、以前、どうしても手でうまく書けないほどウニョウニョ~とした漢字のお客様がいて、法務局のおじいちゃん相談員に、

「なんとなく再現して住民票と同じ字でお願いします、って書いておけばいいですよね?」

と聞いたら、

「申請書にちゃんと書かないとだめだよ~、最近の若いのは全く!こっち来なさい!」

と連れて行かれ、即席ペン字講座が始まり、特訓させられたことがあります…。

ワープロやパソコンが発達しなかったら、字が下手で、筆に全く自信の無い私は、この職業を選択することはなかっただろーな~と思った出来事でした。

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